BLOG

ブログ

【蓄電池】 ※ⅾ

23/08/17

最近お客様から蓄電池の質問をされることが増えてきました。

 

凄く便利で省エネであることは間違いないのですが、

 

イニシャルコストが高いことがデメリットです。

 

良いものであることは間違いないのですが、初期投資分を取り返せるかと言われると難しい。

 

災害時のことを考えて採用することは良いと思いますが、損得で考えるとなかなか厳しいと感じます。

 

 

そもそも蓄電池と言っても種類が沢山あり、能力によって値段が変わります。

 

使い勝手がかなり変わってくるので、値段だけで選んでしまうと失敗します。

 

 

電気代がどんどん上がってきているので、太陽光が発電した電気を貯めておいて夜に使う。

 

電力会社からは極力電気を買わないようにしたい。

 

これと災害時の対応の二点が蓄電池の採用理由かと思います。

 

 

蓄電池には種類があると書きましたが、それを簡単に書いていきます。

 

 

まずサイズです。

 

5kw前後~15kw前後くらいのサイズの違いがあります。

 

単純に使用感を良くするのであれば、7kw以上は最低欲しいかなと。

 

理想は10kw以上あると便利です。

 

 

次に、特定負荷と全負荷のタイプの違いです。

 

災害時に使える範囲が変わります。

 

特定負荷の場合、基本は決められた一部屋で使うイメージです。

 

コンセント等の数も限りがあります。

 

 

全負荷の場合は家一棟全ての箇所で電気が使えます。

 

使用感で言えば圧倒的に全負荷が優秀です。

 

特定負荷は使用用途が限られているので、採用したけど微妙と感じる事もありそうです。

 

ただコストは圧倒的に特定負荷の方が安いです。

 

 

最後に単機能とハイブリッドです。

 

単機能は安いことがメリットです。

 

ただし停電時の太陽光からの充電がほとんど出来ません。

 

数日間停電が続くとあまり意味がない状態になってしまいます。

 

 

ハイブリッドは高いですが停電時でも太陽光からの充電が可能です。

 

例えばその日容量を半分使ってしまっても次の日のお昼に再度充電が可能です。

 

災害が何日も続いたとしても晴れていれば毎日ある程度は電気が使える状態になります。

 

これは使用感に直結するところなので重要です。

 

 

大きな違いはこの三つです。

 

蓄電池をどうしても導入したいと思われる方はココに気を付けて機種を選んで欲しいと思います。

 

 

私は蓄電池はまだ早いと思っている人間です。

 

価格が高すぎることが大きな要因です。

 

コスパを考えるとまだマイナスが大きいので、自宅にも採用はしておりません。

 

採用をするとしたら、もっと先になるかなと。

 

今後もっと安くて長持ちして容量が大きなものが出てくる事は分かっています。

 

その時にはリフォームで採用することも考えようと思っています。

 

ちなみに太陽光はメリットが見えるので採用しています。

 

 

もし自分が現段階で蓄電池を採用すると仮定して機種を選ぶのであれば、

 

10kw以上、全負荷、ハイブリッドのモノを選びます。

 

中途半端なものを買ってあんまり使えないのは嫌なので、

 

しっかり使いやすいやつを採用すると思います。

 

安いものを買ってもそこそこ高いので、そこで後悔はしたくないです。

 

 

ただ良いものを採用しようとすると今は価格が高すぎる。

 

蓄電池がまだ早いと思っている理由はそこです。

 

 

将来安くていいものが出てきたら自宅にも採用しようと思いますので、

 

その時はまたご紹介させていただきます。

 

太陽光の売電の買取期間が終わったくらいにはもっと良いものが出ているハズなので、

 

その時を期待して待ちます。

 

 

災害時の停電対策は他に方法があります。

 

気になる方はまた事務所にお越しください。

 

ご説明させていただきます。

 

土永