【住宅性能のこと】 ※ⅾ
住宅はどんどん性能が上がってきています。
先進国としては遅れていますが、国の制度も整備されてきました。
2024年には新築住宅と賃貸住宅の省エネ性能の表示も義務化されます。
国交省のHPから ↓
2024年4月以降、事業者は新築建築物の販売・賃貸の広告等(※1)において、省エネ性能の表示ラベルを表示することが必要となります(※2)。
- (※1)
- 新聞・雑誌広告、チラシ、パンフレット、インターネット広告などが対象となります。
- (※2)
- 国土交通大臣が表示方法等を告示で定め、従わなかった場合は勧告等を行うことができます。
- 新築以外の既存建築物についても表示は推奨されますが、表示しない場合の勧告等の対象とはなりません。
となっています。
しっかりと性能を明示しておかないと怒られるということです。
2025年には省エネ基準の義務化も決まっています。
義務化の基準はまだまだ他の先進国と比べると甘々ですが、
義務化されるということが良いことですね。
今の日本では断熱材が入っていなくても家が建てられるという状況なのでこれが改善されるという事です。
更に2030年にはZEH程度(断熱等級5・UA値0.6)のレベルの断熱性能が義務化されるようになります。
このことから2030年から建つ新築住宅はZEH以上の断熱性能が最低レベルになるということです。
この義務化の話があるので2030年からはUA値0.6を基準に家の価値が変わってしまうことを意味します。
最低の断熱性能がUA値0.6
になるので、今から家を建てるのであれば最低でもUA値0.6は確保しておきましょう。
ただ2030年の新築最低レベルが断熱等級5なので、
出来れば少し上のレベルの断熱等級6(UA値0.46以下)にはしておいた方がよさそうです。
2030年はすぐに来るので時代遅れの家にならないように対応しておきましょう。
2030年になると既存住宅であってもUA値0.6をクリアしない家は、
基準不適格なお家になるので資産価値は下がると思われます。
もし将来住宅の売却を考えている方は2030年までに済ませておいた方が売却価格が下がらないかも。
弊社がオススメしている数値はUA値0.4以下にしておくことです。
断熱等級6(UA値0.46以下)
断熱等級7(UA値0.26以下)
なので、断熱等級には本来無いのですが、
断熱等級6.5,HEAT20 G2.5(UA値0.36以下)
くらいがいい気がします.
色々と数値の事を書いてきたのですが、簡単に書くと、
「2030年には断熱の義務化の基準がそれなりの数値になるので、
資産価値の低下を考えて今から建てるお家はそのことを考慮したお家にしておきましょう。」
ということです。
2030年なんかあっという間だし、
家を建てると何十年と住むので将来時代遅れの家に住んでいることにならないようにしてください。
土永