【新しいことを嫌う人】
どんなところに身を置いても新しいことが好きな人と、現状維持が好きな人がいます。
挑戦するか、しないかの違いです。
私は建築業界の人間なので、それ以外の業界のことはあまり分かりませんが、
新築住宅の仕事をする以上、新しいことを嫌う、現状維持が良いと考えることに
メリットは無いと思います。
住宅の性能や常識が年々どんどん進化していっています。
それと同時に国の制度や補助金関係も年々変わっていて、
情報を仕入れることを定期的にしていないと直ぐについていけなくなります。
ここの部分を面倒臭いとか、難しい、忙しいなど『やらない言い訳』を探している会社や従事者は
業界の流れについていけなくなってくるでしょう。
住宅業界はこの10年くらいでかなりの変化がありました。
性能、間取り、デザイン、価格、様々なものが10年前とは違ってきています。
正直追い付けていない会社さんや従事者の方も少なくありません。
一回遅れてしまうと取り戻すための労力が大きくなるので、更にやらなくなります。
結果、どんどんと差が広がっていってしまう。
今の住宅業界はそんな状態なのだと思います。
『やらない言い訳』を探す労力があるのなら『やる理由』を探す方がよほど健康的です。
新しいことを嫌ったり、挑戦をしなかったりするのは基本的に得られるものがあまりありません。
例を出してみます。
最近、おひさまエコキュートというものが出ています。
おひさまエコキュートは簡単にお伝えすると、
太陽光が発電しているお昼にお湯を沸かすエコキュートです。
電力会社から電気を買わず、太陽光で発電したものを有効活用する設備機器ですね。
そしてこのおひさまエコキュートには補助金がつくことになりました。
そもそもおひさまエコキュートと太陽光をセットで採用する時点で、
最近の電気代の高騰に対して大きな効果が期待できます。
補助金があろうが無かろうが採用する価値があるということです。
多少設備の価格が高くなろうと、取り戻すことが出来る力があります。
そうなると、今現在の考え方は、
『太陽光を採用する方はおひさまエコキュートも採用して補助金をもらう』
がマストになると思います。
今は太陽光におひさまエコキュートを採用するとメリットが大きいし補助金もついでに貰ってしまおう。
至って普通のことです。
しかし、新しいことを嫌う人はそうではありません。
工務店の社長さん達からスタッフさんの悩み事でこんな話をよく聞きます。
・仕事、手間が増える。
・補助金の申請が面倒臭い。
・補助金額が少ないからメリットも少ないのでやらなくてもいい。
・制度を勉強するのが面倒臭い。
・誰かやるだろうと言って他人に任せる。
こんな感じで『やらない言い訳』を探すことに必死な人が多い。
お客様視点ではなく、完全に自分視点です。
『やらない言い訳』を探すことが癖になっている人は沢山言い訳を探してきます。
ここに大きな差が生まれてくるんですね。
『やる理由』と『やらない言い訳』どちらを探す人なのかで変わります。
建築会社探しをされる際は、担当者の方とお話をされる時に、
どちらのタイプなのかちょっと気にしながらお話してみるといいかもしれません。
良い会社さん探しのお役に立てればいいなと思います。