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素材の選び方(床ver.)㋞

24/06/17

リビング建築工房 営業の十河です。

 

最近SNS等が普及して、簡単にたくさんの情報が手に入るようになりました。

家づくりにおいても同様で。

お客様がSNSを見て「こんな感じにしてほしい!」というご要望が

数年前から増えたなという印象でしたが、

一般のお客様にとっては、なくてはならないツールになっているように感じます。

 

さて、タイトルのお話について

リビング建築工房で使用する床材は、部屋や家の雰囲気によって種類・色をご提案させていただいております。

そんな中、最近リクエストが多くなったと感じるのが

『キッチンでクッションフロアを検討したい』という内容です。

 

クッションフロアは色やデザインも様々で非常に種類も豊富なのですが、

施工後に気を付けないといけない点がいくつかございます。

 

それは「メンテナンス性」です。

お掃除の面では水滴が落ちても浸みていきにくく、サッと拭くことができるメリットがある一方で

傷や汚れが付いた際の補修がしづらい、品番が廃版になってしまったらメンテナンスがしづらいなど、

長期的に考えていくと「気を遣う」場合もあります。

 

例えば…

洗面・トイレ等の水回りなど、水を使うところは水滴が落ちやすい場所なのでクッションフロアをご提案しております。

同じくキッチンも水回りですが、トイレや洗面所とは違い

□刃物

□お皿やグラス等の割れ物

□熱されたお鍋やフライパン

これらの調理器具を使う場所になるので

万が一調理器具を落とした場合は傷が汚れが付きすいというデメリットがあります。

 

 

プロとして時には「こっちの方が良いですよ」と

お客様の意にそぐわない事を申し上げる場合もあるかもしれませんが、

生活するうえで考えられるリスクも踏まえて素材を選んでいただければと考えています。

「お客様のためにならないこと」であれば時には「NO」とお伝えするのもプロとしての責任だと思っています。

 

 

これからお家づくりを考えておられる方の参考になれば幸いです。