中秋の名月
18/09/27
秋はただ 今宵一夜の 名なりけり
同じ雲居に 月はすめども
みなさん、こんにちは٩(°̀ᗝ°́)و
加藤です。
上記は西行法師が詠んだ和歌ですが、
中秋の名月、ただ一夜のみが秋の名に値する。
この日の月が特別だと分かる一首ですね。
今年は9月24日(月)が中秋の名月でした。
当日は曇り空が広がり、月は見えるかなと
心配していましたが、帰路の途中で
何気なく上を見上げると明るい月が!
まあるく輝く月に
そういえばちゃんと見るのも久々だなぁ
と思いを巡らせました。
家に着いた後も気になったので調べてみると
中秋の名月は別に満月を指すわけではなく
旧暦の8月15日の夜に見る月らしいです。
従って、満月とは限りませんので
今年は次の日(25日の夜)が満月でした。
更に言えば、旧暦で数えるので
毎年日付が違うというのも注意点ですね。
ちなみに来年は9月13日となっています。
満ち欠けこそすれど、月はいつでも在るものです。
普段は気に掛けることがなくても
ふとした時にゆっくり眺めて見ては如何でしょうか。
それでは、最後も西行法師の一首で締めさせていただきます。
“うちつけに また来ん秋の 今宵まで
月ゆえ惜しく なる命かな”
加藤