家の材料
最近仕事以外はずっと家にいます。土永です。
仕事で他府県に行くこともなくなり、和歌山県の南側から一切出ておりません。
休みも家にいるしかないので、なにかDIYのようなことをしてみたり、ひたすら子供とコマ回しをして遊んでいます。
GWもどこにも行けないので、DIYと読書、あとはコマ回しをします。
もし何か良い時間潰しの方法があれば教えて貰えたらうれしいです。
話は変わりますが、家を建てたいと真剣に考え色んな建築会社を見ている方とお話をしていると、
「〇〇ってすぐ腐るんでしょ?」
とか
「〇〇って壊れやすいって聞きました」
みたいな質問が沢山出てきます。
多分色んな会社を見に行く中で、適当な材料批判を営業マンから聞いているのだと思います。
全ての材料批判がダメだとは言いませんが(本当に根拠のない、意味のない材料も存在するので…)
ほとんどのものはきちんと勉強していればそんな的外れな材料批判はしないだろうと思うものです。
家は色んな素材、材料の集合体で、お客様が思っておられるよりもかなり多くのモノが使われています。
私が思っている家を考える仕事とは、
『適切な場所に適切な材質、適切な性能を持ったコスパの良い材料をバランスよく組み合わせる』
ことだと思っています。
例を挙げて説明してみます。
適切な場所 → シミュレーションをして南の日当たりが良いところに大きな窓を設ける。
適切な材質 → 海が近いのに鉄製の外壁材(塩害で錆びる可能性がある)は選ばない。
適切な性能 → 建築するエリアにあった熱貫流率を検討し、断熱材を選定する。
コスパ → 求める熱貫流率を達成するための最も安価な断熱材はどれか等の検討をする。
バランス → 最終的に金額や性能がお客様の求める金額に近いものを提案する。
なんとなくわかりやすくなればいいなと思って書いてはみましたが説明が難しいですね。
何を伝えたかったかというと、作りたい家によって使う材料は変わるという事です。
どの材料にもメリットデメリットが存在し、100点の材料なんか存在しません。
一番大切なのは適切な施工方法を理解して施工できるか、バランスよく組み合わせられるかにかかっています。
材料が悪い訳ではなく、組み合わせて施工する工務店が悪いという事です。
色んなメーカーが切磋琢磨をして家の材料の開発をしています。
毎年毎年、前年よりも良い材料が発売され家の性能がよくなりお客様にはいい環境です。
市場に出ている家の材料に悪いものはほとんどありません。
使い方が大事だという事を分かって貰えると嬉しいです。
ちゃんとした根拠の提示もなく、〇〇はダメですよーという人の話はあまり信じないようにしましょう。
多分あんまり家の勉強をしてない人ですから。
詳しく聞いてみたいと思われた方は、事務所にお越しくださいませ。
土永