IHヒーターorガスコンロ ※ⅾ
意外と料理が出来る土永です。
元々、老舗のお寿司屋さんで住み込みの修行をしていました。
いつの間にか、気付けば建築業界にいます。
不思議です。
お客様からキッチンを「IHヒーター」にするのか「ガスコンロ」に
するのか相談を受ける機会が多々あります。
基本的には、弊社では「IHヒーター」をオススメしております。
理由としては何点かありますが、大きな理由としては2点。
リビング建築工房の建築施工エリアは「都市ガス」が無いのでどうしても
ガスコンロを選ぶ場合「プロパンガス」になってしまいます。
このプロパンガスが非常に高い!月々の光熱費が凄く負担になってしまいます。
電気とガス、両方の基本使用料がかかってしまうのも費用負担になります。
出来ればエネルギーは一つに絞った方が良いです。
もう一つの理由としては、弊社が手掛けている家が「高気密・高断熱」という性質を持っていることに
起因するのですが、ガスが燃焼すると空気中に水が発生します。
そうすることによって高気密高断熱の家は結露に繋がる可能性がちょっと大きくなってしまいます。
ガスや灯油のファンヒーターも同様です。
冬場に室内の湿度は50%程度が良いと思いますので、加湿し過ぎはNGです。
家を長持ちさせる為にも、湿気が多すぎるのは良くないですね。
だからこそ、弊社が手掛ける家の性能・性質・コスパを考えるとIHヒーターをご提案させて頂いています。
ただIHヒーターも全く悪いところが無いかと言えばそうではありません。
それは「危険が見える化しにくいこと」です。
ガスコンロだと火が付いている等目視しやすいことから危険を配慮しやすいのですが、
IHヒーターはその判断が付き辛いのです。小さいお子様やご年配の方が、うっかり熱々のガラスパネルに
手をついてしまってやけどに繋がる可能性もあります。
熱いときは赤いランプがついたりしますが、うっかりはあります。
最後にガスのメリットをお伝えします。
私は元料理人です。※二回目
どこの飲食店の厨房でも本格的な調理はガスコンロです。
直火であるガスの方が料理の味は美味しいです。
これは間違いないと思います。
ガス給湯器は瞬間湯沸かしが出来るので、エコキュートのように湯切れを起こすことはありません。
プロパンガスの場合、災害時に火が使えて助かります。
大阪にいた時には都市ガス関係の仕事もしていたので、ガスの良いところも色々分かるのですが
この都市ガスが無い地域にはオール電化をおススメ致します。
土永
どんなものでも「完璧なもの」はありません。
その商品の長所・短所をしっかり把握して上手に付き合っていくことが大切です。