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【ドイツ基準】 ※ⅾ

22/02/10

医療でも自動車でも世界で群を抜いて進んでいるヨーロッパ。

 

その中でも「ドイツ」は住宅においても先進国になります。

 

弊社が取り組んでいる自然のエネルギーを上手に取り入れる「パッシブの考え方」もドイツが起源です。

 

弊社もドイツ製の換気システムを取り入れたりしている中で、先日「外断熱界のパイオニア」的存在の

 

有名な方にリビング建築工房の事務所にお越し頂きました。

 

その時に嘆いていたことをざっくり書くと、

 

「ドイツは断熱がしっかりしていない家を作ると建築士の資格を剝奪されたり場合によっては逮捕されるのに対し、

 

日本は断熱材を家に入れていなくても法に触れないし何のお咎めもない」と嘆いていらっしゃいました。

 

 

実際に何回もドイツに行って目の当たりにしている方のその姿を見て、日本の家づくりはまだまだなんだなと実感しました。

 

リビング建築工房が手掛ける家はいわゆる「ダブル断熱」のおうちです。

 

ほとんどの建築会社の断熱材は家の内側で柱の間に入れる充填断熱なのですが、リビング建築工房のおうちは

 

中にも外にも断熱材を貼っているので非常に冬場温かく、夏の暑さを中に入れない工夫がされているので

 

非常に心地いい室内環境を作る事が出来ます。

 

 

外断熱も必要だと考える理由は「熱橋(ヒートブリッジ)」の存在です。

 

充填断熱の場合、柱の部分が熱橋になります。

 

柱の間に断熱材を入れる充填断熱(内断熱)では柱の外側には断熱が出来ません。

 

充填断熱で数値上は良くても柱から逃げていく熱を考慮する必要があると思います。

 

 

そこを考えると柱の外側に断熱をする外断熱は非常に効果が高いです。

 

数値差以上の実測結果の差になります。

 

 

詳しく知りたい方は、『熱橋』『サーモカメラ』みたいな感じで画像検索してみてください。

 

充填断熱の弱いところが分かると思います。

 

もしくは事務所にご来社いただければご説明いたします。

 

あと外断熱の厚みは50mmくらいは欲しいところです。

 

 

また、換気システムも「どんな機械を付けるか」をお客さまにしっかりご説明をして機種選びを致します。

 

換気は住宅にとってすごく大事で、難しいです。

 

数多くの換気システムがあり、そこから自分たちに合った換気システムを選ぶのは大変です。

 

 

家づくりは一つ一つの積み重ねで「これさえ出来ていれば良い」ということが無いので非常に奥が深いのですが、

 

逆にそこを突き詰めていくと「必ずこれは守らないといけない」というところも分かってくるのでとても面白いです。

 

 

価格だけ、デザインだけを売りにしている住宅会社はたくさんありますが、それらも踏まえて「性能」も意識されてみると

 

選ぶ住宅会社の基準も違ってくるかもしれません。

 

 

土永