土地探しで失敗しないために
住宅購入を検討し始めたときに先ず考えること。
注文住宅を建てるにしろ、建売住宅を購入するにしろ、中古住宅を購入するにしろ
『住む場所』はかなり入念に検討されるはずです。
今回は土地探しの時に気を付けるべきことを重点的に書いていきます。
土地(住む場所)を選ぶときに何を重要視するか
施主様によって違うのは当たり前です。
今までお客様にヒアリングする中で
みなさんが不安に感じていることをピックアップしました。
【生活環境のこと】
災害(津波・洪水・土砂崩れ)の心配の少ない場所か?
職場までのアクセスはどうか?
子どもが通う学校が近いかどうか?
周りに住んでいる方はどんな方だろう?
【建物に関わること】
建てたい家が建てられる広さがあるか?
日当たりは良いか?
予算に見合う坪単価か?
おおよそこんなところがあげられます。
上記内容を基準に土地を探される方が多いのです。
「そりゃあすべての条件を満たせる土地があったら最高だ!」
となりますよね。
そうなんです。
住宅購入を検討している方にとってこれらの条件が揃うほど
多くの人が欲しがる物件なのです。
物件は基本的に早い者勝ちです。
他の人に取られまいと判断を急ぎすぎた結果
大きな失敗をしてしまうことに繋がりかねません。
誰でも失敗はしたくないもの。
大きな買い物であればあるほどです。
「こんなはずじゃなかった」
ということにならない為に慎重に考えたいですが
早い者勝ちだし決断を急がないといけない。
負のスパイラルに陥ってしまうのです。
では、どうすれば失敗の少ない土地が手に入ると思いますか?
答えは建築会社の方と一緒に土地探しをすることです。
え!?
土地を決めてから建築会社に相談するんじゃないの!?
と思われた方がいるかもしれません。
そんなことはありません。
土地がない状態でも、建築会社さんは相談にのってくれます。
むしろ、土地を購入する前に建築会社に相談することを強くお勧めします。
なぜ建築会社と一緒に土地を探すほうが良いのか?
解説していきます。
土地を探すときは不動産会社を通じて物件を探す方が多いと思います。
STEP1. 不動産屋さんに条件を伝える
↓
STEP2. 条件に近い物件を紹介してもらう
↓
STEP3. 物件を見に行く
↓
STEP4. 決断する
これが一般出来な流れです。
このSTEP3.物件を見に行く時に、建築会社の方に相談してください。
なぜならば、この時点で不動産会社から進めてもらった物件に
ふるいを掛けることができるからです。
具体的に解説していきます。
ここでチェックしたいのは
◆水道、排水、電気等のインフラを整える必要があるか?
◆道路と敷地の高低差はどれくらいあるか?
◆水捌けは悪くないか?
◆陽当たりを遮るような建物や山はないか?
◆境界が分かる印はあるか?
など、建築工事をする時に追加費用が掛かるケースのある物件かどうかを見たいのです。
不動産会社さんは、土地を売ることが仕事なので
お勧めした土地の良い情報をたくさん言ってくれます。
お客様から聞いた条件に合っていれば良いのです。
どういった工事が必要になるかどうかは
建築会社さんが一番分かります。
土地を見に行くときは建築会社さんにぜひご相談してみてください。
建築会社さんと土地を見たうえで、気に入った物件があった場合は次のSTEPへ進みます。
物件を押さえて建築プランを計画することです。
契約前でも物件を押さえることは可能ですので
気に入った物件が出てきたときは、不動産会社に
『この土地で建築計画をしたいので、返事を少し待ってもらえますか?』
と相談してみてください。
だいたいの不動産会社はOKしてくれます。
ただ、売主さんとしては即決してくれる方が出てくればその方に売りたいので
期間を絞ったうえで物件を押さえるということになります。
ここでチェックしたいのは、
◆その敷地で希望のプランが叶うのかどうか?
◆そのプランで建築した場合、家の陽当たりはどうか?
◆外構工事にどれくらい費用が掛かるか?
◆予算内におさめられるかどうか?
など、建築工事に掛かることを検討していきます。
特に日当たりに関しては、隣近所の建物まで含めて検討しないといけません。
“自分より後に建った建物で日当たりが悪くなる”
ということを避けるためには、とても重要なことです。
ここで日当たりの良い家だと確認できると、安心して土地購入の決断ができます。
いかがでしたでしょうか?
建築会社と一緒に土地を探すことは
やみくもに土地を探さなくても良くなり、
ご予算に合わせた建築計画が立てやすくなります。
これから土地探しをする方も、現在土地探しに難航しているという方も
ぜひ参考にしていただければと思います。
信頼できる建築会社に依頼するということも大事なので
必ず、建築会社の下調べは行ってくださいね。